業務用エアコンの人気メーカー上位3社を比較!ダイキン、三菱電機、日立のメリット・デメリット

業務用エアコンの人気メーカーは、「ダイキン」「三菱電機」「日立」の3社です。それぞれ異なる強みをもつため、特徴を比較してみましょう。

今回は、業務用エアコンの人気メーカー上位3社の特徴やメリット・デメリットをご紹介いたします。最後に業務用エアコンの選び方も解説いたしますので、業務用エアコンの導入や買い替えをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

ダイキンは国内で流通する業務用エアコンの約4割を占める、業界No.1の大手メーカーです。機能面やコスト面に至るまでさまざまな性能の製品を展開し、世界でも注目されています。

・ダイキンの特徴

ダイキン製品の大きな特徴は、独自の技術によって開発された「ラウンドフロー」です。他社の業務用エアコンが最大4方向であるのに対し、360度すべての方向に送風できます。また、停止後の余った熱を有効活用する「余熱再利用運転」も大きな魅力と言えるでしょう。夜間低騒音機能も搭載され、近隣施設や住宅への騒音にも配慮しています。

従来の業務用エアコンと比較して消費電力量を最大約50%削減できるなど、高い省エネ性能をもっているのもポイントです。

・ダイキンのメリット/デメリット

代表的なダイキン製品のメリットは、空調の効きやすさにあります。冷えやすく暖まりやすいという機能を追求した結果、高い節電効果も実現しています。また耐久性の高さもさることながら、万が一トラブルが起きた場合でも24時間365日体制でサポートしてくれます。 一方、本体価格が他のメーカーよりも高めに設定されていることがデメリットと言えるでしょう。

・向いている事業所は?

ダイキンの製品は電気代を節約したい場合や、冷暖房の効きをよくしたい場合などに活躍が期待できます。また、製品のラインナップが充実しているため、さまざまな製品を見比べたいときにもおすすめです。さらに故障やトラブルにも強いことから、長期的な使用にも向いています。安心して頼れる手厚いサポートは、どの事業所にとっても嬉しいポイントです。

・ダイキンの主な製品

ダイキンの主力製品には次のようなものがあります。小規模オフィスや飲食店、販売店舗、寒冷地などでの使用が可能です。

<FIVE STAR ZEAS(ファイブスタージアス)>

FIVE STAR ZEASは、省エネ性能に特化した業務用エアコンです。足元をすばやく暖めるアクティブ・サーキュレーション気流と呼ばれる機能が搭載されています。

<ECO ZEAS(エコジアス)>

ECO ZEASは、小規模の飲食店から大規模な店舗までさまざまな場所に対応可能なコンパクト型エアコンです。省エネ基準値をクリアしているうえに、国内メーカーで唯一待機電力を1W未満へと抑えることに成功しました。

<スゴ暖ZEAS>

スゴ暖ZEASは寒冷地向けに開発されたエアコンです。温風が出るまでの時間が短く、すばやく室内を暖められます。省エネ基準値をクリアしている点も評価できるポイントです。

<machiマルチ>

machiマルチは複数の部屋を個別に空気調節できるマルチ型エアコンで、最大7部屋同時に稼働することができます。特に中小規模の店舗やオフィスで活躍するでしょう。コンパクトで使い勝手がよいのも魅力のひとつです。

業務用エアコンメーカー比較②「三菱電機」

ダイキンに次いで業界第2位のメーカーが三菱電機です。こだわり抜いた性能からは、人と環境への優しさが感じられます。

・三菱電機の特徴

三菱電機最大の特徴が「ムーブアイ」と呼ばれる人感センサーで、人の動きや数、体温などを感知し、個々にとって最適な温度調節を行います。最近では湿度センサーも搭載され、より快適な室内空間の創出に成功しました。

また、省エネ性能の高さは業界最高クラスです。運転停止後の霜取り機能もあり、再稼働時の暖めが遅れることもありません。

・三菱電機のメリット/デメリット

人感センサー「ムーブアイ」によって生みだされる快適性が、三菱電機最大のメリットと言えるでしょう。また、省エネ性能の高さは電気代の節約にもつながります。年中無休の遠隔管理サービスが保障されているため、急なトラブルや故障が起きたときでも安心です。

ただ他社と比較して、本体価格と修理費用の高さがデメリットに挙げられます。

・向いている事業所は?

電気代を削減したいときは、三菱電機の製品がうってつけです。特に人の出入りが激しく、細やかな空調管理を必要とする場合に向いています。

・三菱電機の主な製品

三菱電機では、コンパクトな製品が多く販売されています。省スペースで高い快適性を得られるのは、三菱電機の特徴です。

<スリムZR>

三菱電機の最新技術を詰め込んだのがスリムZRです。赤外線センサーが、一人ひとりに合わせた温度・湿度調整を可能にしています。

<スリムER>

スリムERはコンパクトな業務用エアコンです。最大52度の外気温まで冷却可能で、夏の猛暑にも負けません。待機電力を50%削減できるなど、省エネ性能にも優れています。

<ズバ暖スリム(寒冷地用)>

ズバ暖スリムは、寒冷地でも快適な室内空間を作れるように開発されたエアコンです。三菱電機独自の回路により、外気温‐15度の環境下でも暖かく過ごせます。

<中温用パッケージエアコン>

中温用パッケージエアコンは、室温を10〜28度に保って温度管理ができるエアコンで、スマートフォンから曜日や時間ごとの温度設定も可能です。2セットが連動して温度を調節するため、交互運転や同時運転、故障時のバックアップ運転ができます。

業務用エアコンメーカー比較③「日立」

日立製業務用エアコンは業界第3位にランクインしています。ダイキンや三菱電機に似てハイクラスの製品が多いですが、比較的低価格の製品も販売しているのがポイントです。

・日立の特徴

日立の製品において最も特徴的なのは省エネ性能の高さであり、業界トップクラスの実力を誇っていると言えるでしょう。その消費電力の削減に貢献しているのが「人感センサー」であり、室内の人数を感知しながら、必要な部分だけを的確に暖めます。また、机や床などの物体から発せられる赤外線をキャッチして温度を測る「輻射(ふくしゃ)温度センサー」も、賢い空調を実現している理由の一つです。この2つのセンサー機能は省エネ性を上げるだけでなく、快適な室内空間を作り出すことにも寄与しています。

・日立のメリット/デメリット

日立のメリットはやはり省エネ性能の高さでしょう。冷暖房の立ち上がりの速さも高く評価されています。また1台の室外機で複数の室内機を接続できるため、設置工事も比較的簡単です。トラブル発生時の修理サービスのほか、シーズンに合わせて保守点検を行うなど、安心のサポート体制も整っています。

ただし、上位2つのメーカーと比較すると耐久性がやや劣り、故障頻度は平均並みにあることがデメリットと言えるでしょう。

・向いている事業所は?

省エネ性能に特化していることから、電気代を安く済ませたいときに重宝するでしょう。メンテナンスなどのサポート体制の充実を図りたい事業所にもおすすめです。

・日立の主な製品

日立製業務用エアコンは幅広いラインナップが魅力です。冬の寒さが厳しい土地でも遜色なく使えるように開発された製品もあります。

<省エネの達人プレミアム・省エネの達人>

日立の代表的な製品として知られるのが省エネの達人です。省エネ基準値をクリアしているうえ、業界最高クラスの通年エネルギー消費効率を実現しています。特に省エネの達人プレミアムはより環境へ優しく、高い快適性を有する人気の製品です。

<寒さ知らず(寒冷地向け)>

寒さ知らずは省エネ性能の高さに加え、暖房能力が強化された寒冷地向けエアコンです。液インジェクションサイクルという液冷媒を利用する仕組みを採用しており、外気温‐25度まで対応できます。

業務用エアコンを選ぶポイント

業務用エアコンにはさまざまな製品があり、それぞれ性能や大きさ、形などが異なります。人気メーカーから選ぶのも一つですが、次のようなポイントに沿って考えることも大切です。

・重要なのは用途と広さ

業務用エアコンを選ぶ際に鍵となるのが、オフィスや飲食店など、使用する場所や用途を明確に決めておくということです。一口にオフィスや飲食店と言っても、室内環境の傾向は多岐にわたります。まずは、エアコンの性能が用途にあっているのか確認しましょう。

設置する空間の広さも重要なポイントです。各メーカーが販売している業務用エアコンには「馬力」と呼ばれる能力指数があり、数字が大きいほど広い面積に対応しています。ただし、室内に熱や冷気を発する物体がある場合は、必要な馬力が若干異なるため、注意してください。

もし用途や空間の広さに不適なものを選べば、冷暖房の効きが悪かったり電気代が余計にかかったりする可能性があります。また、無理な運転を続けているとエアコンの劣化や故障をまねきかねないので、必ず設置場所に適している製品を選びましょう。

・用途と広さに合わせて形を選ぶ

業務用エアコンはさまざまな形状に作られており、天井埋込型と露出型に大別されます。種類ごとに適した環境も異なるため、設置する用途や空間の広さ、内装と照らし合わせて形を選びましょう。

天井埋込型は天井にエアコンの本体部分が隠れていることから、床や壁のスペース節約や室内をスッキリ見せるのに役立ちます。対して露出型は設置が簡単で、費用の負担が少ないという点が魅力です。

<天井埋め込みカセット型>

業務用エアコンで最も多いのが天井埋め込みカセット型です。1方向・2方向・4方向の製品が展開され、特に4方向のものは温度ムラのない、快適な空調を可能にします。

<天井埋め込みダクト型>

ダクト型は温風・冷風の吹出口と空気の吸込口の設置場所を自由にカスタマイズできるのが魅力です。エアコン本体が室内から見えないため、空間の雰囲気を損ないません。

<天井埋め込みビルトイン型>

ビルトイン型は、エアコン本体からダクトを伸ばすことで吹き出し口の設置場所を自在に変えられます。デザイナーズ物件などの変形間取りにも対応可能です。

<天井吊型>

天井吊型は天井にエアコン本体を吊るすため、天井埋込型が設置できない場合に重宝します。ただし、吹き出し口が基本的に1方向のみであることから、細長い空間に取り付けるなどの工夫が必要です。

<壁掛型>

壁掛型は設置・メンテナンスが簡単で、工事費用を安く抑えられるのが利点です。家庭用エアコンと見た目が似ていますが、力強い冷房・暖房能力をもっています。

<床置型> 床置型は設置費用の安さや手入れのしやすさがメリットと言えます。スリムな形状のため、床スペースを大幅に取ることもありません。

最適な業務用エアコンはどう選ぶ?

幅広い性能や形がある業務用エアコンですが、各事業所ではどのようなものが適しているのでしょうか?業種ごとに最適なエアコンを解説するので、業務用エアコンを導入する際の参考としてください。

・事務所/オフィス

事務所やオフィスでは従業員の体調管理が重要ですので、快適性を追求した人感センサー搭載のエアコンがおすすめです。空気清浄機能付きのものを選べば、室内をクリーンな環境に整えてくれます。

・商店/店舗

営業時間が長い商店や店舗には、高い省エネ性能をもつエアコンがおすすめです。照明や冷蔵ショーケースなどにかかる電気代も考慮して、消費電力を抑えられる製品を選びましょう。

・飲食店

多くのお客様が訪れる飲食店では、人感センサーや空気清浄機能付きのエアコンが活躍します。店内の温度を均等に保つだけでなく、個々のお客様にとって快適な環境を作ってくれるでしょう。

・美容室

席の移動が少ない美容室には、直風を避ける人感センサー付きのエアコンが向いています。また、店内の雰囲気を壊さない天井埋込型がおすすめです。

・病院/医院

病院や医院では除菌機能のあるエアコンを導入し、清潔な環境を整えましょう。薬品などのにおい対策には、空気清浄機能が効果的です。

・教室/学習塾

教室や学習塾では、冷暖房の効きすぎが子どもたちの集中力を妨げてしまうことがあります。また感染症やウイルスの蔓延も心配です。勉強に集中できるように、人感センサーや空気清浄機機能付きエアコンの導入をおすすめします。

まとめ

今回紹介したダイキン・三菱電機・日立は、国内における業務用エアコン市場の中でも上位を占める大手メーカーです。エアコン総本店では、これら3社の業務用エアコンの取り付けも行なっています。業務用エアコンの設置や買い替えでお悩みの際は、ぜひエアコン総本店の無料見積もりをご利用ください!

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