「ダイキン」の業務用エアコンの特徴とは？シリーズ別に紹介！

業務用エアコンでシェア率トップを誇るダイキンは、高い技術力で世界的にも有名です。では、ダイキンの業務用エアコンはなぜこれほど人気が高いのでしょうか。

そこで今回は、ダイキンの業務用エアコンの特徴を紹介します。ぜひ参考にしてください。

ダイキンの業務用エアコンのシリーズにはどんなものがある？

国内外でトップクラスのシェアを誇るダイキンの業務用エアコンは、効率のよい空調機能と高い省エネ効果をもつことが特徴です。種類が豊富で高機能なことでも人気を集めています。以下では、ダイキンの中でも代表的な業務用エアコンを紹介します。

・店舗・オフィス用エアコン（スカイエア）

ダイキンの店舗・オフィス用エアコンのスカイエアは、消費電力の大幅削減を実現した高性能なシリーズです。厳しい環境下でもパワフルに稼働し、効率的に部屋の温度を整えます。部屋全体に気流が行き渡るため、室温をムラなく快適に保つことが可能です。

スカイエアの省エネシリーズにECO ZEAS、FIVE STAR ZEASがあります。ECO ZEAS     が標準モデル、FIVE STAR ZEAS     はさらに高い省エネ性能が備わっています。FIVE STAR ZEAS     は最大70％の節電効果があり、最新の技術を搭載したフラッグシップモデルであることが特徴です。ECO ZEASはFIVE STAR ZEAS     よりも割安な価格で購入でき、大容量タイプもラインアップされているため、場所を選ばず設置できます。

・店舗・オフィス用マルチエアコン（machiマルチ）

店舗・オフィス用マルチエアコン（machiマルチ）は、小容量の個別空調機能が特徴で、シェアオフィスなどのコンパクト空間に最適なモデルです。スペースを区切って複数設置していても、室内機1台ずつ個別の運転が可能なほか、室外機の設置面積は業界最小のため場所を取りません。室内機の種類が豊富で、利用空間に合わせて選べることもメリットです。

・寒冷地向けエアコン　スゴ暖ジアス

ダイキンのスゴ暖ジアスは、寒冷地でも高い暖房効果を発揮する業務用エアコンです。外気が-15°Cでも暖房効率を落とさずに安定した運転が可能なうえ、-25°Cまで暖房運転できるため、豪雪地帯でも安心して使用できます。立ち上がりが早く、5分で約50°Cの空気を吹き出すことができ、部屋全体を短時間で暖められるでしょう。また、自動霜取り機能も付いているほか、霜取り運転後には急速に復帰するため、肌寒さを感じさせません。

・農事用ヒートポンプエアコン

ダイキンの農事用ヒートポンプエアコンは電気によって運転するため、細かな温度調整が可能で、燃料価格の影響を受けにくいことが特徴です。年間を通して安定した運転ができることから、収穫量増加も期待できます。また、暖房だけでなく冷房や除湿機能も使用可能で、防カビにも効果的です。場所に合わせて床置型、ダクト型などのタイプが選べます。

ダイキンの業務用エアコンの特徴

・ランニングコストが安い

ダイキンの業務用エアコンは高性能なため、他社製品より本体価格が高額な傾向にあります。しかし省エネ効果が高いことから、ランニングコストを抑えることが可能です。初期投資は必要になるものの、長期的に使用することを考慮するとトータルコストは安くなる可能性が高いでしょう。

・冷暖房効率が高い

立ち上がりからパワフルに適温の空気を送り出すため、室内の気温を素早く快適に整えます。エネルギー消費を抑えたインバーター運転により、室内の温度を効率的に調節することが可能です。外気に左右されにくく、夏場や冬場の厳しい環境下でも安定して運転できます。また、室内のムラも起こりにくいため、部屋中どこにいても快適な環境が整うでしょう。

・サポートが手厚い

ダイキンは24時間365日、サポート窓口での対応が可能です。使用方法やエラーの解除法など製品についての問い合わせだけでなく、修理依頼や買い替え相談などへの幅広い対応を24時間体制で行っています。万が一の際にもサポート体制が整っていることから、安心して利用できるでしょう。

・フレア加工不要

ダイキンの業務用エアコンは、設置時のフレア加工が不要です。フレア加工とは、配管接続部をラッパ状に広げる加工のことで、適切に行わなければガス漏れなどのリスクがあります。重要な作業であるものの、施工者によって技術差が生まれやすいというデメリットがありました。ただし、現在のダイキンの業務用エアコンには、業界初のフレア加工不要のジョイントが採用されているため、加工時のリスクを軽減できます。

・施工のしやすさを追求

ダイキンが力を入れているのは、施工のしやすさにもこだわった製品開発です。数ある空調メーカーの中でも唯一の専門メーカーとして、製品の性能や品質を追及するだけでなく、冷媒ガスの製造・販売も並行して行っています。あらゆるお客様によりよい製品や施工品質を提供するために、総合的にアプローチできるメーカーと言えるでしょう。

ダイキンの業務用エアコンに搭載されている機能

ダイキンの業務用エアコンは、ただ単に室温を調節するだけでなく、自動的に省エネを行う機能やエアコン内部を清潔に保つ機能にも優れています。特に注目すべき機能は、以下の4つです。

・アクティブ・サーキュレーション気流

ダイキンの業務用エアコンでは、独自の「アクティブ・サーキュレーション気流」を採用しています。アクティブ・サーキュレーション気流の特徴は、送風する方向と順番を変化させることによって、部屋のすみずみまでムラなく室温を調整できることです。冷房と暖房の機能が自動で切り替わり、効率的な順序で送風できるほか、目標温度に達するまで自動で繰り返されることから、短時間で室温を整えられます。

・センシング機能（FIVE STAR ZEAS     のみ）

FIVE STAR ZEAS     には、センシング機能が搭載されており、人の位置や床の温度を検知し、風量などを自動で調節することが可能です。これにより、高い快適性と省エネ効果を実現できます。

・冷媒漏えい検知機能

冷媒漏えい検知機能が搭載されていることから、万が一冷媒に漏れがあった場合でもすぐに対応できます。従来、冷媒の点検は3か月に1度程度の簡易的な目視検査が主流でした。しかし、冷媒漏えい検知機能が導入されたことにより、エアコン自体が自動で毎日監視してくれるうえ、記録や保管もできるように改善されました。

・UVストリーマ除菌ユニット、ストリーマ脱臭ユニット

ダイキンの業務用エアコンは、オプションでさまざまなユニットを室内機に取り付けることができます。除菌や脱臭といった効果をエアコンの機能に上乗せできることが特徴で、本体と一体化させるためスペースを取らず、冷暖房を使用しない時期も送風運転により単独で使用可能です。それぞれ次のような特性があります。

まとめ

ダイキンの業務用エアコンは省エネや速暖、農業用などさまざまなラインアップがあります。高性能で、長期で使用するほどコストパフォーマンスがよくなる傾向があるため、用途や効果によって使い分けましょう。機種の種類のみならず、搭載されている機能にも注目すると選びやすいかもしれません。