業務用エアコンの導入価格はどれくらい？相場や必要な費用を解説

業務用エアコンの新規設置や交換で問題なのが価格です。業務用エアコンは家庭用エアコンに比べ価格に関する情報が少ないため、導入に踏み切れないケースもあるのではないでしょうか。

今回は、業務用エアコンの導入価格を紹介します。業務用エアコンのタイプや工事費用が高くなるケースについても解説するので、業務用エアコンを導入する前にぜひ確認してみてください。

業務用エアコンの導入価格の内訳

業務用エアコンの導入にかかる費用は、主にエアコン本体と工事費用の2つです。

・エアコン本体

エアコン本体の費用を決めるのは、馬力とタイプです。

馬力とは、簡単に言うとエアコンの能力のことで、3馬力で10坪のスペースに対応できるとされています。

一方、タイプとはエアコンの種類です。

業務用エアコンには壁掛形や天井吊形などがあり、タイプによって価格も異なります。

業務用エアコン本体の相場は、以下の表を参考にしてください。

なお、シングルタイプは1台の室外機に対して1台の室内機が必要ですが、マルチタイプのエアコンは1台の室外機に対して2台の室内機を設置できます。

【壁掛形の相場】

【天井吊形の相場】

【天井埋込形の相場】

【床置形の相場】

・工事費用

工事費用は、エアコン本体のタイプによって大きな差が出ます。設置環境や建造物の構造などによっても変わるため、工事費用の具体的な金額を知りたい場合は見積もりを依頼することが大切です。

業務用エアコンのタイプ別｜更新価格相場

ここからは、業務用エアコンを更新する際の工事費用を含めた費用相場をタイプ別に紹介します。

業務用エアコンのタイプの違いについても解説するので、参考にしてください。

・タイプ別更新価格相場

【工事費用を含めた壁掛形の費用相場】

【工事費用を含めた天井吊形の費用相場】

【工事費用を含めた天井埋込形の費用相場】

【工事費用を含めた床置形の費用相場】

・壁掛形

家庭用と形状が似ているのが壁掛形の業務用エアコンです。

本体価格が安く、工事も家庭用とほぼ同じなので、導入費用を安く抑えることができます。

・天井吊形

天井吊形とは、室内機を天井から吊り下げて設置するタイプのエアコンです。天井裏に設置スペースがない場合も設置できます。

風を遠くまで送れるメリットがありますが、空間が圧迫されたりインテリアの邪魔になったりするので設置には十分な検討が必要です。

・天井埋込形

天井埋込形は、天井裏に室内機を埋め込めるため、天井裏にスペースがある場合に設置可能です。エアコンが出っ張らないので、インテリアを重視する場所での設置に向いています。

しかし、本体価格や工事費用が高くなる傾向にあるので、見積もりを取って比較・検討しましょう。

・床置形

床置形は、その名の通り床に室内機を置くタイプです。これまで紹介してきた業務用エアコンの中で最も工事費用を安く抑えられる可能性が高いため、導入しやすいタイプと言えます。

しかし、室内機が床面積を占有するので十分な設置スペースが必要です。また、人の動線などを検討し、設置によって不便さが生じないことを確認しておきましょう。

業務用エアコンの工事費用が高くなるケース

業務用エアコンの工事費用の相場は、先ほど紹介した通りです。しかし、相場はあくまでも目安であり、設置環境などによっては相場以上に工事費用が高くなる可能性もあります。

ここでは、工事費用が高くなる4つのケースを紹介するので確認してみてください。

・室内機と室外機の距離が離れている

業務用エアコンを設置する際は、室外機と室内機を配管でつなぎます。

配管作業は基本工事費用に含まれているのが一般的ですが、基本工事で想定されている以上の長さの配管をつなぐ場合は、資材費や工賃として追加料金がかかる可能性があるので注意が必要です。

・室外機の設置場所が高所

業務用エアコンの室外機はサイズが大きく、重量もあり、2階以上の高所に設置する場合はクレーン車が必要です。

高所への設置は、通常の設置工事よりも手間や時間がかかるため、工事費用に追加料金がかかるケースのほうが多いことを覚えておきましょう。

・電源を新たに設置する

業務用エアコンに必要な電源の種類は「単相200V」「三相200V」のいずれかです。設置場所にどちらの電源も通っていない場合は、追加で電気工事が必要になり、別途費用がかかります。

簡単な工事なら1円程度で済みますが、ブレーカーの交換や電線を引き込むなどの大がかりな工事になった場合は10万円程度の費用がかかると考えておきましょう。

・既存の業務用エアコンとの入れ替え

業務用エアコンをすでに設置していて、新しい業務用エアコンと入れ替える場合は、工事費用以外に別途費用が発生します。具体的には、冷媒ガスの回収・破壊費用や取り外し費用、処分費用などです。

取り外しにかかる費用は設置費用ほど高額ではありませんが、場合によっては数十万円かかることもあります。

業務用エアコンの入れ替えを検討する際は、撤去費用も忘れずに予算に組んでおくようにしましょう。

まとめ

業務用エアコンの導入価格は、本体価格と工事費用を合わせた価格です。

高品質・高性能な業務用エアコンをできるだけ安く設置したい場合は、信頼できる業者に見積もりを依頼しましょう。

エアコン総本店は、40年以上の実績があり、エアコン選びから見積もり、設置・サポートまでを専任担当制で対応します。

業務用エアコンに関するご相談は、ぜひエアコン総本店にお任せください。