業務用エアコンをオフィスに取り付けるには?期間、費用、選ぶポイントを解説

オフィスには、必ずと言っていいほど家庭用エアコンではなく、業務用エアコンが導入されています。しかし、家庭用エアコンに比べて業務用エアコンは形状や能力(馬力)が豊富にあるため、適切な業務用エアコンを個人で見極めるのはなかなか難しいです。
そこで今回は、オフィスに導入するための業務用エアコンを選ぶ際の基本情報と注意すべきポイントをまとめていきます。
目次
業務用エアコンの費用や期間

オフィスに業務用エアコンを導入すると一口に言っても、部屋のサイズや設置環境により、金額や施工期間は変動します。
今回は、以下の条件での費用と期間を紹介いたします。
- 広さ:約15坪
- エアコンの形状:壁掛け形
- 台数:1台
- 馬力:3馬力
15坪とは、だいたい畳30枚、又は駐車場4台ぶんの広さを想像してもらえれば良いかと思います。また、今回は壁掛け形の業務用エアコンを導入した際にかかる金額や期間を紹介いたしますが、天井4方向カセット形のような天井に埋め込むタイプのエアコンの導入を検討されている方であれば、紹介する金額よりも少し金額が高いことを想定しておくと良いでしょう。
業務用エアコン取り付けの費用はどれくらい?
上記の条件だと、35万円前後が一般的です。家庭用エアコンよりは少し高額ですが、能力(馬力)や風量や耐用年数などは業務用エアコンの方が優秀なので、これくらいの金額がかかることは想定しておきましょう。
壁掛け形を想定していますが、天井埋込形の場合は天井に穴を開けたりアンカー打ち作業が発生することがありますので、35万円より高いケースが多いです。
業務用エアコン取り付けの期間は?
業務用エアコンの交換であれば、半日で撤収まで完了することができます。台数が2〜3台に増えても1日あれば施工が完了しますが、新築や取付位置、形状の変更がある場合は時間がかかることが多いので、予備日として2〜3日を余裕をみておくと間違いないです。
業務用エアコンを選ぶポイント
エアコン施工会社によっては、エアコンを選ぶところから無料で対応してくれます。
基本的に業務用エアコンを施工会社に見積もり相談する時に、ある程度どのモデルの業務用エアコンにするかを決めておく必要があるケースが多いです。
そのため、業務用エアコンを選ぶ時にいくつかポイントを抑えておくと選びやすいです。
人検知センサー付きのエアコンを選ぶ

オフィスでのお仕事は、同じ席に長時間座ることがほとんどです。そのため、ドラフト感(風が長時間当たることによる不快感)を感じやすく、仕事のパフォーマンスにも影響してしまいます。
そこで人感センサー付きのエアコンを導入することで、ドラフト感を抑えて、寒いとか暑いとかのストレスなく仕事が可能です。
一般的に人感センサー付きの業務用エアコンは、天井埋込形の方が多く種類があるので、壁掛け形を検討している方はセンサーが搭載されているか注意深く確認しましょう。
パナソニックから販売されている人感センサー「エコナビ」は、壁掛け形の業務用エアコンにも搭載されているので、参考にしてみてください。
温度調節がしやすいエアコンを選ぶ

オフィスだと障害物が少ない分、エアコンの効きが必要以上になってしまうことがよくあります。しかし、エアコンの台数が増えてしまうとその都度エアコンの温度を変更するのは、かなりの労力です。
そのため、自動デマンド制御(現状の稼働のデータを集めて、無駄になっているところを分析し、自動で温度調節してくれる機能)が搭載されている業務用エアコンがおすすめです。
搭載されているエアコンは特殊な設備用になりますが、一般的な業務用エアコンでは上記で述べた人感センサー付きの物が、温度調整が可能です。
また、ビル用マルチであれば一つに室外機に対して、最大5台の空調機器を動かすことができ、部屋ごとに温度管理が易になります。
省エネのものを選ぶ
オフィスの場合稼働時間が長く、消費電力が非常に大きくなりやすいです。その分、固定費の中でも高額になりやすいので、省エネの業務用エアコンを選ぶことをおすすめしています。
また、省エネ対応の業務用エアコンは、エコリース対象なのでリース契約を行うときに5〜10%ほど安くなります。
各メーカーが省エネエアコンを販売しており、以下の表のモデルであればどれも省エネ性能が高く、超省エネモデルも販売されているので、そちらも合わせて検討してみましょう。

メーカー | 超省エネモデル | 標準省エネモデル |
---|---|---|
三菱電機 | スリムZRシリーズ | スリムERシリーズ |
ダイキン | Five Star EcoZEAS(ファイブスターエコジアス) | EcoZEAS(エコジアス) |
パナソニック | Gシリーズ | Hシリーズ |
東芝 | ウルトラパワーエコ | スーパーパワーエコ |
日立 | 省エネの達人プレミアム | 省エネの達人 |
三菱重工 | EXCEEDHYPER(エクシードハイパー) | HyperInverter(ハイパーインバータ) |
まとめ
今回は、業務用エアコンをオフィスに導入する際の費用や期間、選ぶポイントを紹介いたしました。
オフィスの業務用エアコンを導入する際は、部屋のサイズや設置環境、年間の電気代等によって選ぶことが良いでしょう。大規模なオフィスであればビル用マルチエアコンもおすすめです。
エアコン総本店では、創業から40年の実績と経験もあり、すべての形状のエアコン・あらゆる設置環境においても対応可能です。もちろん、オフィスへの業務用エアコン経験も多くございます。ぜひお気軽にご相談ください!
合わせて読みたい記事
業務用エアコンのおすすめメーカーは?違いやメーカーの特徴まとめ